氷河が解け続けている。   温暖化の影響だけど、石油を使

   っている間は、二酸化炭素の量が減ることはないのではないだ

   ろうか。   車が一番の問題だな。

   世界中の車が電気に代われば、かなり解決すると思うのだが、

   技術的にはまだ難しいのかな?


―氷河が解ける―

 
昨年夏、氷河の上に立ちたかった。ずいぶん歩いたのにそこからま

だ半時(はんとき)も登らなければたどり着けそうにもなかった。

 1960年頃は駐車場の近くまで迫っていたのに、コロンビア・アイ

スフィールド(氷原)のアサバスカ・グレーシャ(氷河)の先端がどん

どん後退して地肌を表していた。10年刻みで「氷河退行年標識」が

墓石のように置かれていた。かつての大氷原は300平方キロ、厚さ

(深度)900メートルもあった。氷河は毎年平均7メートルずつ退行

しつづけて、半世紀の間に3キロ半も地肌を表していた。そこを一気

に登り切れず腰を下ろした大きな岩石は、おそらく氷原の彼方から

悠久の時間をかけて氷河によって運ばれ、力つきて置かれていった

ように思えた。氷河の先端にたどり着いたとき、下を流れる「せせら

ぎ」が聞こえた。退行の勢いは早まっても、衰えることはないようだ。


―南極の棚氷と海面上昇―


このような氷河退行現象は今日地球上のあちこちで見られるよう

だ。アラスカでも北東ユーラシアでも、そして南米パタゴニアでのウ

プサラ氷河がこの1世紀の間に湖と化している。温暖化はさらに海

面上昇を引き起こす。南極では海に張り出した棚氷の崩壊が続いて

いる。150万平方キロ以上もある巨大な氷山が13個も南極周辺を

漂っていたことがある。1年や2年で全部が解けるとは思えないが、

棚氷が全て解けたとしたら海面は70メートル上昇するといわれてい

る。すでに今年ラルセン棚氷の3分の2に相当する約8000平方キ

ロが消滅の危機にあると警告されている(コロラド大・テッド・スカン

ボス博士)。
引用元=http://members.shaw.ca/sugawara/Newsletters/newsletter19/newsletter19.htm

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